守門岳
山行記録  [ back ]

フリガナ  スモンダケ
山域・山名  新潟県 守門岳(1537m)
日   時  1995年6月2日(金)から平成7年6月4日(日)
天   候  曇りのち雨
行   程 二分駐車場(8:00) − 護人清水(8:35) − 大岳分岐(11:00) − 青雲岳(11:20) − 守門岳(袴岳)(11:50-12:10)  −  大岳分岐 − (昼 食)(13:0030)− 大岳(14:10) − キビタキ小屋(15:05) −保久礼小屋(15:35) −   二分キャンプ場 − 駐車場(16:10)
所 在 地  新潟新潟県   北魚沼郡入広瀬村、北魚沼郡守門村、南蒲原郡下田村
2.5万図  守門岳
緯   度  37.2341
経   度  139.0823
備   考  


6月 2日(金)

 19時15分、一路新潟へ向かう。
 厚木ICを降りて本来ならば真っ直ぐ直進しなければいけないところを左へ曲がってしまったために、多少時間をくってしまった。真っ直ぐ直進していれば、突き当たりを左に行くしかなく、そのまま129号線に入れるとのこと。(事前にその辺を調査しておけばよかった)。

 129号線から16号線へ入るのに直前になって右折の標識がでてきた。夜なので車も渋滞していないのでよかったが、昼間ではどうしようもない状態に陥って冷や汗をかいていたかもしれない。

 そろそろ腹が減ってきたので夕食をと思ったが、これがなかなか左側によい店がない。 
 埼玉県に入ってようやく、くるまやラーメンにて夕食にありつけた。
 ここまで運転してきたのだから、本来ならギョーザをつまみに冷たいピールをグィッと一杯いきたいところだが、ガマンガマン。現地に着いてからの寝酒とビールがまっているさ。

 ここで杉本氏と運転を交代。途中コンビニエンスストアーでビールを仕入れるため、キョロキョロするがない。
 そうこうしているうちに川越ICに到着。まいいさ。小出ICを出ればあるさ。と淡い期待を胸に関越自動車道を軽やかに愛車スペクトロンを飛ばす。
 それにしても関越自動車道は空いている。藤岡JCTまでは片側3車線で前も後ろも車など数える程しか走っていない。

 23時32分赤城高原サービスエリアに到着。オシッコタイムとコーヒータイムを取る。
 しかし、この時間だというのに右をみても左をみても登山者の恰好をした人がやたらと多い。
 次々に到着するバスから登山者の恰好をした人が降りてくる降りてくる、なんなんだ?
 杉本氏曰く、「これは皆尾瀬へいく連中だよ」んんん?アッそうか!いまは水芭蕉が最高の季節だからな。それにしてもやはり尾瀬の人気は大したものだ。
 ここで運転を交代。愛車スペクトロンにもご飯をたべさせて出発。お腹一杯のスペクトロンは新潟に向かって快走する。
 「トンネルを抜けるとそこは雪国だった」で有名な関越トンネルも6年前は片側一車線だったが今は二車線あるので10分かからずに通過出来る。(因みにこのトンネル11Km以上あるんです)

 関越トンネルを抜ければもう小出ICはすぐそこだ。さぁ、コンビニを探すぞ。アッあった。ありました。よろこんで入ったが、残念、アルコールは置いていない。
 まっ着くまでにはどこかあるだろうと考えていたが甘まかった!コンビニなどこの村にはない。飲み屋もない。田舎の朝は早いから夜遅くまでやっているところなどあるわけがない。しかたがないので自動販売機でジュースを買ってもって行くことにする。
 290号線に入って、守門岳の入り口を探したがわからない。たしかトンネルの手前だと聞いていたが

トンネンまで来てしまった。Uターンして戻ると看板が出ている。栃尾方面から来ると標識が出ているが、小出方面から来た場合は出ていないのだ。

 たぶん駐車場は誰もいないだろうと予想していたが、やはり同じ考えの人はいるもので既に2台の車が駐車していた。
 時既に日付が変わって1時30分。ビールのない寂しさをまぎらわす為にジュースを飲み寝袋にくるまって就寝。

6月3日土曜日

 やはり車の中で寝るというのはどもう寝付けない。うとうとしているとおばさんの話声が聞こえる。外は明るくなっており、時計を見ると5時だ。
 おばさん4人組はそそくさと登山道へ入っていった。まだ早いではないかと思いつつもどうも寝付けない。6時30分起床。

朝食はリッチにとテーブル、フライパン等一式積んで来たので、早速調理にとりかかる。パン、ハム、ベーコン、サラダ、コーヒーという優雅な朝食を取り登山の準備にとりかかる。

 8時00分、駐車場周辺にトイレがなく、だすものもださず登山開始。天気予報ではあまり芳しくないようだったが、晴れ男のパワーか、雨雲などけちらして天気は曇りながらもまあまあではないか。登りはじめて適当な場所できじうち。

 8時35分護人清水着。湧き水がありチョット休憩。一口飲んだが、なんとも冷たくておいしい水だ。水筒の水をこれにいれかえることにする。
 やはり旨い米と旨い酒はなんといってもこの冷たくて癖のないおいしい水があって初めて出来るのだと自分で勝手に解釈をする。

 一息入れて出発。所々白いものが見え始め残雪の山らしくなってきた。と同時に登りもきつくなる。
 大汗を拭きふき1時間以上歩くと展望が開け、周りの山々にはまだたっぷりと雪が残こっている。さらに登ること1時間30分、大岳分岐に到着。
 雪の絨毯のうえで暫し休憩。昨夜ビールの代わりに自動販売機で買ったジュースを一気に流し込む。うーん甘くておいしい。急坂を登り切って汗をかいたのでまた格別にうまい。

 タバコに火をつけ大岳をながめる。曇り空ながら展望もまずまずでかなり遠くの山々まで見渡せる。雪もかなり多く、まだ4m以上はあるのではないか。
 ここから守門岳まではところどころ雪の上を歩かなければならないが、どうやらアイゼンは必要ないらしい。

 しばしの休憩後、登ること20分、辺り一面雪の青雲岳に到着。4人合わせて250歳という人の記念写真を頼まれて、一路守門岳をめざす。

 雪で滑りやすい道を慎重に下り、登り返す事40分、念願の守門岳に到着。
 頂上にはそれでも20人近く人がいたかもしれない。守門岳の標識のところで酒盛りをしている人達にどいてもらって記念撮影をする。
 タバコに火をつけ暫し休憩。座って休んでいるとかなり寒い。

 雲行きもよろしくないので長居は禁物と大岳めざして引き返す。青雲岳に戻る途中で雨が降ってきてカッパを着る。
 大岳分岐まで戻ったところで雨がやんだのでそそくさと昼食の準備にとりかかる。
 今日の昼食はラーメンと餅の予定だったが、いつ雨がふるかわからないので、ラーメンを食べてコーヒーを飲んでお仕舞いにする。

 13時30分大岳めざして出発。かなりの下り坂。下り終わって登りにはいり大岳分岐から眺めた感じでは雪の部分がかなり急な感じだったが、たいしたこともなくいつのまにか大岳山頂に到着。
 
 大岳から眺める守門岳はなかなかたいしたものだ。大岳山頂の祠に手を合わせ鐘をついて一路下山。キビタキ小屋を過ぎたあた
りから雨が強くなり、保久礼小屋の辺りでは本降りに。
 先を急ぎたいばかりに登山道をはずれ、車道を下ってしまってどうやら道を間違えたようだ。

 たまたま車が下ってきたので駐車場までの道を尋ねると乗せていってくれるというので、ずうずうしくも疲れた体には有り難く、お言葉に甘えて乗せて来てもらう。
 16時10分無事駐車場着。

6月4日日曜日

宿を出て、一路谷川岳へ。ロープウェイで登ること10分。天神平着。そこからリフトでさらに上へ。
 曇り空ながら谷川岳、白毛門、朝日岳、燧ヶ岳、等見渡すことが出来る。

 ここまで来て、片の広場の先に30mくらい斜度29度の氷の壁があり、アイゼンもはがたたない状態とのことで登る事を断念し、又リフトとゴンドラを乗り継いで下ってしまう。
 谷川岳をあとに途中蕎麦屋で昼食をとり帰路につく。


[ back ]