冠ヶ岳・神山・駒ヶ岳
山行記録  [ back ]

フリガナ  
山域・山名 箱 根 冠ケ岳・神山(1437.9m)・駒ヶ岳(1327m) 
日   時 1996年(平成8年)6月2日 日曜日 
天   候  
行   程 大涌谷(9:47)−冠ケ岳(11:00)−神山(1:30)−駒ヶ岳(12:40-13:20)−防ケ沢(15:00) 
所 在 地 神奈川県足柄下郡箱根町 
2.5万図 箱根 
緯   度  
経   度  
備   考  


 3月の山行を最後に暫く山から遠ざかっていたが、曽我さんから神山にイワカガミが咲いていると誘われて、2ケ月ぶりに山へ出掛けていくことにする。

 当日曽我さん一行と箱根園で待ち合わせをして、途中に車をおいて曽我さんの車で大涌谷へと向かう。

 大涌谷で支度を済ませトイレに寄って一路冠ケ岳を目指す。大谷さんは奥さんにザック(ホーキンス)を買ってもらい背中に背負ったザックが光輝いている。
 今回の山行はイワカガミを見るのともう一つ、方位磁石の勉強会を兼ねている。大涌谷で地図を拡げ、現在地及び目的地を磁石にセットして出発。
 観光客に混じって今尚噴煙を上げ続ける大涌谷を見ながら登って行くと行き止まってしまう。初っぱなから道を間違え下りなおして正規の道を登り直す。

 登り初めてほどなくイワカガミの群落に遭遇。曽我さんカメラを片手に写真をとりに脇へと入り込んでいく。
 今回は時間的に余裕があるのでのんびりした山行でたまにはこういうのもいいものだ。
 この辺に群生するイワカガミはベニバナイワカガミといい、普通のイワカガミより小さく色も淡い。なにはともあれ花が咲いていてよかった。

 途中でコンパスを見ながらセットした方向が正しいかチェックしながら冠ケ岳へと向かう。
 神山への道を右にそれて坂道を登って行くと小さい祠があり、その先を少し登った所が冠ケ岳頂上。
 山頂は狭く、天気がよければ富士山、南アルプスが望めるとガイドブックに書いてあるが雲に覆われて景色は見えない。
 後から登って来た単独行のおじさんに写真を撮ってもらって神山へ向かう。

 神山山頂は写真を撮ったりお弁当を食べたりして多勢のハイカーで賑わっている。
 箱根の最高峰で一等三角点でもある。但し周りは樹木に覆われ展望はきかない。
 我々も写真を撮って三角点を眺めてもうすこし先で昼食をとることにする。 

 なかなかよい場所がなく、ようやく広い場所に出たところで昼食にしようと思っていたら、曽我さんが駒ヶ岳までいって昼食にするというのでこの場所で一服して駒ヶ岳を目指す。

 今までは樹木の中を歩いて来たので寒さもそれ程感じなかったが、駒ヶ岳へ出た途端に霧がすごく、風もつよい。
 とても外で弁当など食べられないので、駒ヶ岳ケーブルの頂上駅の中で昼食にする。さすがに建物の中は風もなく、寒さも感じず快適である。

 昼食のあと元来た道を途中までもどり防ケ沢へとひたすら下り続ける。 最初に車を置いた所まで行き、大涌谷へと向かう。大涌谷の途中で渋滞に巻き込まれ皆さんを途中で降ろすはめになってしまった。

 今回は箱根火山の中央火口丘の一部、箱根で一番高い神山と二番目に高い駒ヶ岳まで火山帯に沿って歩いた。
 イワカガミは大涌谷から冠ケ岳にかけてしか見られず群落と呼ぶには少し迫力にかける面もあったが、何にしても田中澄江の花の百名山の一座であり、それなりの成果はみられた。
 コンパスの使い方も目的地をセットする方法は勉強出来たが、生憎の曇り空でコンパスを使った山座同定のやり方までは勉強することが出来なかった。こちらの方は又機会があったら勉強することにしましょう。

 今年は全体的に花はどこも不作の年だといわれている。又機会がありましたら、ぜひ「のんびり歩く花の山旅」など企画したいとおもっております。 


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