山行記録 [ back ] |
フリガナ | ジュウモンジトウゲ |
山域・山名 | 奥秩父 十文字峠 2020m |
日 時 | 1996年(平成8年) 6月 9日 日曜日 |
天 候 | |
行 程 | 毛木平(9:00)−十文字峠(11:00-12:00)−水場(13:05)−毛木平(13:40) |
所 在 地 | |
2.5万図 | |
緯 度 | |
経 度 | |
備 考 |
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当初の予定では丹沢桧洞丸にシロヤシロツツジを見に行く予定だったが、木曜日に現地に問い合わせると、咲き始めたばっかりだという。 どこか花が咲いている場所はないかとあちらこちらの観光課へ電話をかけて問い合わせてみたが、今年はどこもあまりよくなく、花も2〜3週間遅れているとのこと。
5時過ぎに出発し、コンビニで食料など買い込み、途中境川PAで休憩をとり信濃川上駅に到着。 無料の駐車場に車を置いて出発準備やトイレを済ませ、杉本さんがタクシーの手配をする。10分位で迎えにくることになっていたがいっこうにタクシーは来ない。 高原野菜の産地だけあって山にかこまれた小高い丘は見渡すかぎりレタスが植えられて赤と緑がみごとである。
川にかけられた橋を渡って登山道に入っていくと、今まさに新緑の真っ最中といったところだろうか、緑の鮮やかさがすばらしい。 私は今までの30リットルのザックだとカメラが入らないので、40リットルのミレーのザックを購入し、トレーニングを兼ねて18Kgの重さに息絶え絶えに坂道を登る。(帰ってきて腰痛に悩まされるはめになるとは、何ともなさけない・・・) 登りの道すがら所々にシャクナゲの木があるがまったく花は咲いていない。たぶん咲かずにおわってしまうのかもしれない。 十文字峠は長野県の千曲川上流と、埼玉県は中津川(荒川上流の支流)とを結ぶ峠で、古くから里人の往来が盛んであった。 十文字峠小屋に着くと大勢の人で賑わっている。さすがにシャクナゲが有名なだけあって、花はちらほらしか咲いていないが本数的にはたいしたものである。
ガスがかかっているがどうやら天気はもちそうである。テーブルに座って昼食を食べていると、腕章をして掃除をしているおじいさんが「今年はシャクナゲはダメだ。こんな年ははじめてだ。シャクナゲは毎年咲くものだとおもっていた」といっていた。昨年の猛暑の影響だろうか。 昼食を終えて小屋の周りを歩いていると、やはりツツジの木があり、その木に「花は今年はお休み」と札が下がっている。花が咲く前に葉が出てしまったらしい。しかし草花は結構かわいらしい花をつけている。花の横には名前も付いており大変親切である。 毛木平の駐車場で途中で汲んできた湧き水を使ってコーヒーを煎れて飲み、十文字峠をあとにする。 時間的に余裕があれば峠に車を置いて天狗山を往復しようと思っていたが時間的に無理があるので今回は見送ることにした。
元来た道を引き返し、途中信州峠の道を通ってミズガキランドで温泉に浸かって汗を流し落とす。 今年はどこの花も裏年に当たり例年にも増して良くないようだ。十文字峠は登山道もよく整備されており、歩きやすくシャクナゲも本数が多く咲けば見事である。 |
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