幕山
山行記録  [ back ]

フリガナ マクヤマ・シロヤマ 
山域・山名 湯河原 幕山(625m) 城山(563m) 
日   時 1997年(平成9年) 2月23日 日曜日 
天   候 晴れ 
行   程 湯河原駅(9:00) (バス) 五郎神社(9:20)−幕山公園(9:45-10:00)−休憩所(10:24-30)−幕山山頂(11:05-46)−大平ケ平(12:25)−菜畑林道入口(12:40)−しとどの窟(13:30)−大観山しとどの窟バス停(13:57)−城山(14:23-47)−湯河原駅(15:50) 
所 在 地 神奈川県足柄下郡湯河原町 
2.5万図 箱根 
緯   度 35.1014 
経   度 139.054 
備   考  


 梅の香りに誘われて幕山へと出掛けていく。
 近年、湯河原の幕山公園にある梅園もすっかり定着し、この時期になるとかなりの賑わいをみせるようになってきた。

 今回はこの梅を見物して幕山に登り、一の瀬からしとどの窟を経て城山に至り、駅まで歩くちょっと長めのコースをたどってみた。

 湯河原駅9時発のバスはリックを背負った中高年登山者でごったがえしている。バスに乗り切れずに次のバスを待つ列が出来るほどだ。(大人180円)
 この時期に限らず最近は湯河原を訪れる登山者がかなり増えているようだ。これも登山ブームの影響であろうか。

 バスを終点の五郎神社で降りて、幕山公園まで歩くこと20分。道路は既に駐車場に入る車が長い列を作っている。
 そんな車を横目に歩いて行くと、両側で色々な物を売っている。一昔前は何もない所がまさに観光地と化し、通俗化しておぞましい限りである。
 幕山公園に着くと店が並び、食べ物のいい匂いが漂ってくる。この変貌ぶりにはただただ目を見張るばかりだ。とかく人が集まるところにはこういう傾向がみられる。

 この幕山の梅林は南側の山裾に植林されており、下から眺めると大勢の人が梅林の中を歩いたり、写真を撮ったりして楽しんでいるのがよくわかる。
 幕山と言えばロッククライミングの練習場として昔から有名だが、この時期だけは場違いな感じにみえてくる。
 この梅林の中を通って幕山の山頂を目指して登っていくと、なんとも言えない梅の香りが漂ってくる。快晴に恵まれて風もなくとても暖かい。日溜まりハイキングには絶好の日である。
 申し遅れてしまったが、今回は我が息子参加。みんなに迷惑をかけるかと思ったが比較的元気にしているので一安心。

 見晴のよい所に休憩所がありここで一服しその後一気に頂上へ。 山頂はかなり混雑しており、我々もここでちよっと早めの昼食をとる。(幕山山頂 気温15゜ 969Pca 快晴 風弱)
 眼下には真鶴半島、房総半島、伊豆半島、伊豆七島の一部が見えている。 この後は南郷山経由で下山する予定であったが、これだとコースが短かすぎるので、一度降ってしとどの窟から城山へ行くコースに変更する。ただ息子が歩けるか心配だがその時はその時でおんぶすればいいやと考えて幕山を出発。

 一度南郷山の方へ向かって行き、分岐を北側に回り込んで大平ケ平へと降りてくる。
 ここから林道を降り一ノ瀬橋を渡ってすぐの所にしとどの窟へ向かう道がある。この道を登ってすぐのところで休憩して、狭い山道を歩いてしとどの窟へと向かう。

 しとどの窟にはつららがつり下がっており、このつららから落ちる水が下で玉のようになって凍っている。
 今から800年以上も昔、石橋山の合戦で破れた源頼朝が隠れた所として有名なところだ。

 みんなで写真をとって両側に石塔と石仏が並んでいる舗装された道を登りきると白銀林道へ出て、トンネルを抜けてバス停の所を回り込んで城山へと向かう。
ここからは殆ど平らな道が城山へとつながっている。

 城山の山頂にもかなりの人がいる。我々が着いた時に1つの団体が降って行きだいぶ空いたのでザックをおろしてゆっくりする。ちょうど東側には朝登った幕山が見えている。
 みんなでコーヒーを飲んで休憩していると、団体の人に写真を撮ってくれと頼まれる。この団体の人は新ハイキングクラブ千葉支部の人だった。(城山山頂 気温13゜ 972Pca 快晴 風弱)
 心配した息子はといえば、石碑の上に飛び乗ってポッキーをボリボリ食べている。別に疲れた様子はみられない。元気そのものである。

 ここから林道を降って湯河原駅に至り、駐車場へもどり湯河原町営のこごめの湯に向かった。
 日曜日ということもあってかなり混雑しており、洗い場も後ろで待っていなければならないほどだ。初めて行ったがこれではしょうがない。よそには安くて立派な温泉があることを知っているのだろうか。  

 温泉は今一だったが、とても暖かく冬の日溜まりハイキングにはてともよい一日だった。


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