篠井山
山行記録  [ back ]

フリガナ シノイサン 
山域・山名 篠井山 1394.4m
日   時 1997年(平成9年) 4月29日 火曜日 
天   候  
行   程 篠井山登山口(9:22)−山頂(11:20-12:20)−篠井山登山口(14:00) 
所 在 地 山梨県南巨摩郡富沢町、南巨摩郡南部町 
2.5万図 篠井山 
緯   度 35.144 
経   度 138.2546 
備   考  


 今年の2月始めに訪れたときに林道工事の為通行止めとなっており断念した、いわば敗者復活戦である。
 52号線からみるとかなり切り立った山が見えるが、これが篠井山である。
 富沢町から林道を登って舗装が終わった地点に奥山温泉がある。この先未舗装の道路をすぐ先まで行ったところに登山口がある。この周辺には4台位車が止まっており、登っている人がいるようだ。 

 登山の支度を済ませて登り始めると、車を駐車した周辺に蕗が生えている。早速飯田さんの奥さんが集め始める。
 登山道は沢筋に沿ってついており、こういうルートはいかにも山登りらしくて私は大変好きである。
 この山自体登山を目的としてあまり多く登られているわけではないと思うが、近年本屋などで登山の本をペラペラめくっていると登場するようになってきた。
 全体的に道はしっかりついており歩きやすい。沢筋からはなれるとスギ、ヒノキの植林された薄暗い道が暫く続く。時々ブナやヒメシャラが混じっており、見上げる位置にはコメザクラも咲いている。ミツバツツジはもう遅いようだ。

 植林されたヒノキ林が終わると雑木林となり、天津山、十枚山が雑木の間から見えてくる。その向こうにはまだ真っ白な雪をかぶった南アルプスも見えている。
 この先、程なく神社のある篠井山北峰に到着。物置のような建物の中になにやら安置されていた。
 まわりはアセビが満開で白い花が大変綺麗である。しかし一升ビンの空がそのまま放置され中には割れてしまっているビンや弁当のかすが落ちていたりと大変汚い。こちら側は展望には恵まれない。

 もう少し行ったところが南峰でこちらは二等三角点で東側に展望がひらけている。
 あいにく雲が湧き出て展望はのぞめそうもない。数人の人がお弁当を食べているので我々もここで昼食にした。

 昼食を終えて戻ろうと思ったら雲がなくなり、目の前に大きな富士山がドンと鎮座している。愛鷹山も右側にみえている。うっすらではあるが天城連山もみえる。すぐ眼下に富士川が流れ、左側には毛無、天子山塊もみえる。みんなで記念写真を撮って下山する。

 

予定ではグルッと回り込んで別の道を行く予定だったのだが、この山あまり標識が整備されておらず、毎年道に迷って遭難を起こす人もいるとのことなので元来た道を引き返すことにする。

 下山して来て、藤生さんも大谷さんも蕗とりに熱中している。つられて私も蕗とりに暫し熱中、杉本さんにも手伝ってもらう。曽我さんはなにやら川の中へ入って行ってなにかしている。写真でもとっているのだろうか。
 おととい天城八丁池でレンズを忘れて今日探しに行くと行っていたが、別の人が拾ってくれて一安心。今日は一緒に参加しているが、いい写真が撮れましたでしょうか。

 

下山後、今日最大の楽しみ、奥山温泉にて入浴をする。大人1人500円、施設はまだ新しく、露天風呂もある。大変結構な温泉だ。
 52号線沿いのそば屋へ寄ってビールを飲んでソバを食べ無事帰宅。お疲れさまでした。
 


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