山行記録 [ back ] |
フリガナ | オオヤマ |
山域・山名 | 大山(雨降山)1252m |
日 時 | 1998年(平成10年) 2月 1日 日曜日 |
天 候 | |
行 程 | 大山駐車場(9:35) − 追分駅(9:55-10:03) (女坂) 大山寺(10:25-36)−男坂合流(10:51)−下社(10:58)−蓑毛合流(11:25-57)−ヤビツ峠合流(12:43)−大山山頂(12:56-13:53)−見晴台(14:56-15:09)−下社(15:35-15:45)−追分駅(16:03)−駐車場(16:22) |
所 在 地 | 神奈川県伊勢原市、秦野市 |
2.5万図 | 大山 |
緯 度 | 35.2615 |
経 度 | 139.1404 |
備 考 |
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大山は昔から大山詣の霊山としてしられ、今でも白装束に身を固めた参詣者の姿が絶えなという。別名を雨降山(アフリ)といい、古くから雨乞いの霊場として崇敬を集め、数々の史跡と豊かな自然が残る山である。 湯河原に集合し、真鶴道路、小田原厚木道路を経て大山へとやってくる。一番上の県営駐車場は既に一杯で入れず、少し下の駐車場に車を止める。(県営は600円、その他は1000円) ケーブルカーの追分駅までは、両側に旅館や土産物屋が軒を並べ、名物大山豆腐や大山コマが売られていて、信仰と観光がごちゃまぜのようなところである。 追分駅からケーブルカーで阿夫利神社下社までは6分でいけるが、我々は登山が目的なのでケーブルカーには乗らずに追分駅を通過して、まっすぐな石段を登ると男坂と女坂の分岐に出る。女坂の方が楽で一般的だとガイドブックに書いてあるのでそちらの方を登ることにする。 観光客の賑わいもなくなり、整備された参道を歩いていくと突然立派な建物が現れる。大山不動尊(正しくは雨降山大山寺)である。 無明橋を渡ると左側に芭蕉の句碑が建っているが、だいぶ古くなっていて字は読めない。 この先で男坂の道と合流して間もなく阿夫利神社下社だ。ここも茶店が並び客引きまで行われている。 社殿の左側に大山の登山口があり、ここでお祓いをしてから登るようにと書かれている。杉本さんがにわか神主となり皆でお祓いをする。 下社から上は本格的な登山道となっており、観光客の賑わいも、ケーブルカーの音も聞こえずに快適である。 ここから先はやや急な登り坂で、ビッシリと雪に覆われている。本来ならば階段状の登山道のため相当労力を要すると思われるが、今は雪の下に埋まっているので大変歩きやすい。ヤビツ峠からの道と合流して鳥居をくぐると山頂はもう間近だ。 山頂には阿夫利神社本社がこじんまりと建っている。その横を通り過ぎると奥にベンチがあり、皆が昼食を食べている。 山頂からの景色もすばらしく、相模平野から東京にかけて一望のもとに見渡せる。後ろを覗けば丹沢山塊がずっと連なって見えている。時間が遅かったせいか多少霞がかっているがまぁすばらしい部類にはいるのではなかろうか。 登りの時は西側の斜面を来たので東側斜面を降る。こちらの方が雪が多く慎重に降っていく。両側に低木が生い茂り、枝が上から垂れていたり横から出っぱっていたりでよけながらジグザグに降ってくると、広沢寺温泉への分岐がある。これを通り過ぎて尾根状の道へと出ると見晴台である。 振り返ればさっき登った大山の全貌が大きく見える。ベンチもあり、座ってみかんなど食べて休憩する。 この先を真っ直ぐに降っていくと日向薬師を経て七沢温泉の方へ降れるのだが、車があるのでここから右側の道を降っていく。途中モミの原生林に囲まれた二重滝があり(木は全部落葉してしまっていてただ滝があるだけだが)これを過ぎると下社まではもうすぐだ。 帰りはケーブルカーでとも思ったが、完全登山を目指すからには歩いて降るということになり、今度は男坂の方を降る。なるほどこちらはかなりの急坂である。 下社から駐車場まで戻る道すがら、両側の食堂で湯豆腐で一杯やっている人が目に入る。うらやましい。実にうらやましい。冷えたビールで湯豆腐をつまみに一杯。仕上げは温めの燗酒なんて実にいいではないか。しかしそんなことはしていられない。我慢して駐車場まで戻ってくる。 駐車場で高度計を見ると250mを示している。ここから標高差1000m近くあった計算である。まさにあなどるなかれ大山である。 山行定例の温泉入浴は、今回七沢温泉「七沢荘」である。1人1000円で入浴だけの客は全部露天風呂のみである。 温泉はいヌルヌルしていて看板には名湯百選と書かれていた。入浴客も後を絶たずひっきりなしにやってくる。 今年は1月に関東地方で2度も大雪が降り、周りの山も例年にないくらい雪が積もっていて、山行計画も変更を余儀なくされている。 |
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