伊吹山2
山行記録  [ back ]

フリガナ イブキサン 
山域・山名 伊吹山 
日   時 1999年 8月 8日(日) 
天   候  
行   程 ゴンドラ駐車場(8:30-45)(ゴンドラ)3合目(9:00)−4合目(9:10)−5合目(9:22)−6合目(9:50)−7合目(10:05)−8合目(10:27)−9合目(10:50)−山頂(11:00-12:09)−3合目(14:05)(ゴンドラ)3合目駐車場(14:20) 
所 在 地 滋賀県坂田郡伊吹町 
2.5万図 関ヶ原 
緯   度 35.2453 
経   度 136.2433 
備   考  


 7月20日の伊吹山行に引き続いて伊吹山行第2弾という事で、朝4時に車2台に分乗して総勢11名で出発した。
 今回の山行は山頂散策組と下から登る組に分かれて伊吹山の花を見に行くことになっていたが、養老SAでトイレ休憩をした時にどうせここまで来たのだから、みんな一緒に下から山頂を目指しましょうと言う事で話がまとまって、山頂散策組も下から山頂を目指して歩くことになり、関ヶ原ICから伊吹山ドライブウェイに入らずに伊吹山ゴンドラ乗り場にやって来た。

 駐車場に入って車を止めたが、時間は8時30分でまだゴンドラは営業していない。
 支度をしている時にゴンドラが動き出したので3合目までゴンドラに乗って、今回も前回と同じコースを辿って山頂を目指して歩き始める。
 スキー場の緩やかな斜面を登りながら山頂付近を見上げると雲が取りまいている。
 照りつける太陽を予想して飲み物を沢山用意して来たが、風が吹いていて太陽も雲に隠れてしまっていてあまり汗をかかない。ユウスゲも黄色い花を閉じて風に揺れている。
 前回よりも登山者の数は多く、ジクザクの登山道を登っている姿が下からよく見えている。

 上の方から元気な藤生さんの声が聞こえてくる。気が付くとだいぶ先を飯田夫妻、曽我夫妻、大谷夫妻、飯田(節)さん、藤生さんが歩いていて、その間に他の登山者を挟んで、私と杉本さんと中野さんが歩いている恰好になってしまった。

 前回はほとんど景色が見えなかったが、今回は振り返って見下ろすと琵琶湖がはっきりと見えている。
 肝心の花の方は、登山道脇の花は前回の方が綺麗だったような気がする。シシウドも何だか間延びしてしまってやはり前回の方が綺麗だった。
 他の登山者も花を見ながら名前を教えてもらったり教えたりしながら登っているが、私は相変わらずさっぱり判らない。
 中野さんに、田中澄江著「花の百名山」の「伊吹山の花」として載っているイブキジャコウソウを教えてもらう。
 花の写真はアップで撮ってあるものがほとんどだから、なかなか実際の大きさが判りにくいが、全体的に実物はかなり小さなものが多く、余程気を付けて歩いていないと見落としてしまう。
 それに似たような花で葉っぱの付き方がどうのこうとの言った話をしている人もいるが、そうなってくるとほとんどお手上げ状態である。

 各自がそれぞれのペースで花を見ながら登って行くが、昨日雨が降ったらしく登山道は濡れていて大変滑りやすい。
 今日は雨の心配はなさそうだが、下ってくる人を見ると前回と同様に足元がかなり汚れている。こりゃまた山頂はぐちゃぐちゃだなと思いながら7合目から尚一層滑りやすく歩きにくい道を、皆元気に山頂を目指して登っていく。
 9合目からお花畑の中を進んでイブキノエンドウを探してみたが、すでに花は終わってしまった後なのか、残念ながら見ることは出来なかった。

 山頂はやはり霧がかかっていて景色はあまりよくない。しかし前回来た時よりも山頂付近の花は綺麗である。
 山頂では自由行動とし、12時30分に集合という事にして、小屋でソバを食べる組と持ってきた物を食べる組に分かれて昼食にする。
 中野さんが豆腐を冷やして持って来たと言うのでご馳走になったが、座った場所が風の吹き抜けるところで、豆腐にかけた鰹節も飛んでしまうくらい風がつよい。
 半袖では寒いのでカッパを着てパンを食べていると、今度は藤生さんが大きな水筒をザックから取り出して、これに温かいコーヒーを入れて持って来てくれた。早速コップに入れて飲んだが肌寒かったので大変有り難かった。
 この場所はあまりにも風が強いので小屋の直ぐ脇が空いたのでそちらに場所を移すと風が全然当たらない。ちょっとした位置でかなり違うものだ。

 藤生さん、中野さん、飯田(節)さんの3人はお花畑を散策に行くと言って出掛けて行ったが、私と杉本さんは小屋に入ってコーヒーと紅茶を注文して一休み。日溜まりでうつらうつらしていると藤生さんが呼びに来た。もうみんな集まっているというので集合時間まで30分も早く下山の準備をして小屋を出る。

 下山は元来た道を引き返えすのだが、7合目までは道が悪く、濡れていて大変滑りやすいので慎重に下って行く。
 途中で大谷さんがスッテンコロリン1回転、前にいた藤生さんが咄嗟に大谷さんの腕を捕まえて事なきを得る一幕もあったが無事に7合目まで下ってきた。
 ここまで来れば道はだいぶよくなってそれ程気にしなくても下って行けるので楽である。

 今回初参加の曽我さんの奥さんは、毎日アップダウンの激しいゴルフ場を歩いているだけあって快調に先頭を歩いている。飯田夫妻も調子はよさそうである。
 しばらくすると飯田(節)さんがどうも足をつったみたいだと行って靴を脱いで薬を付ける。足首のあたりがつったらしい。すぐ下が近江屋食堂の小屋なので、しばらく様子を見ていたがなんとか歩けそうなので、小屋までゆっくり歩いて下ってくる。
 ここでしばらく休憩する。荷物を下ろし腰掛けてジュースを飲んで一服する。
  飯田(節)さんも大丈夫なようなのでもうひと頑張りしてもらい全員無事にゴンドラ乗り場に到着した。

 帰りは汗を流しに薬草の湯へ入浴に行った。前回も混んでいたが今回は男湯と女湯が逆になっており、洗い場が2つしかなくてあまりにも狭い。これでは前回女湯は脱衣場に入れなくて長蛇の列になる訳だ。

 入浴を済ませて展示室で薬草や花の写真を観て、再び車に乗って、関ヶ原ICに入る前から渋滞していて、高速に乗ってからも途中で何度か渋滞にあいながら21時前に到着する。 


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