山行記録 [ back ] |
フリガナ | ケナシヤマ |
山域・山名 | 毛無山 1946m |
日 時 | 2000年12月9日(土) |
天 候 | 晴れ |
行 程 | 函南(7:00)−沼津IC(7:28)−富士IC(7:44)−麓駐車場(8:15-28)−登山道分岐(8:46)−(直登コース)−一合目(8:56)−二合目(9:20)−不動の滝(9:23)−三合目(9:38)−四合目(9:58)−六合目(10:40)−七合目(10:55)−八合目(11:23)−九合目(11:44)−地蔵峠からの道と合流(11:47)−山頂(12:00-50)−(往路を戻る)−麓駐車場(15:50) |
所 在 地 | 山梨県西八代郡下部町・静岡県富士宮市 |
2.5万図 | 人穴 |
緯 度 | 35.2445 |
経 度 | 138.3249 |
備 考 | 登山口麓に有料駐車場あり数十台分(500円)、その他に無料駐車場もありますが、登山口までかなり歩きます。 携帯電話NTTDoCoMo 駐車場、山頂共使用可能です。 トイレはありません。 下山後の入浴場所 朝霧グリーンパーク 静岡県富士宮市麓字浅野146 電話0544−52-0101 FAX0544-52-0105 入浴10:00-17:00 大人・子供共800円 露天風呂から見る富士山は最高です。 |
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今年も残り少なくなり、一年の締めくくりの忘年山行は朝霧にある毛無山に行く事にした。
朝から冬晴れで風も無く綺麗な青空が広がり、麓部落の有料駐車場(500円)に着くと既に10台くらい車が止まっていた。 忘年山行にしてはかなり手強い山を選んでしまい、日溜まりハイクなどと浮かれてはいられないので、気を引き締めて出発した。 駐車場から歩き始めると直ぐに神社が建っている。その先にある堰堤の脇を抜けて、沢を横切り登山道に入って行く。 水が流れ落ちて滑りやすい植林された杉林の中の道を行くと、直ぐに地蔵峠を経由して行く道と直登して行く道の分岐がある。 今日は直登して登り、帰りに地蔵峠を下ってくる予定なので、そのまま直登コースを進んで行く。
言うまでも無く登山道は最初から急である。既に葉を全て落としてしまった木々の間から黒々とした大きな富士山が見え隠れしている。位置的に午前中は逆光となってしまい、いい写真は撮れそうにない。 少しは平坦な所が無いものかと思うほど相変わらず急坂が続いている。 適当に休憩をとりながら不動の滝までやって来た。前に来た時は涸れていて水が落ちていなかったが、今日はゴーと音をたてて勢いよく流れ落ち、滝壷周辺はとても綺麗な緑色をしていた。 登山道脇に一丁目から順番に看板が建っていてそれを目安にただ黙々と上へ上へと体を運んで行く。
だがそうは簡単にいかないのがこの山なのである。急な坂は更に傾斜がきつくなり、太股の筋肉が悲鳴を上げてどうにもならなくなった頃ひょっこりと稜線上に出るのである。 ここで地蔵峠からの道と合流してだらだらと歩けば山頂である。両側には若干ではあるが雪も残っている。 木越しに南アルプスと八ヶ岳を眺めて山頂に向かう。 山頂には思い思いの場所で休憩をしている人達が大勢いる。真正面には青空と大きな富士山の姿が素晴らしい。 今日は風も無く暖かいので時間があれば昼寝をしたいくらいである。 昼食をとっていると段々と富士山に太陽が当たり始め、沢筋がくっきりと現れてきた。ここから見ると大沢崩れはかなりの規模でえぐれている様子が良くわかる。 あまり山頂でゆっくりしていると夕方の忘年会に間に合わなくなるので、重たい腰を上げて、帰りの支度に取り掛かかった。。
帰りは地蔵峠を下る予定でいたが、あまりの急坂にひざ付近の筋肉を痛めてしまったSさんが、急でも距離の短い方がいいと言うので下山も来た道を引き返す事にした。 ところが下り始めてすぐに筋肉がつってしまい、しばらく休憩しながらストレッチを繰り返す。ザックはOさんに預けて両手にストックを持ち、筋肉の様子をみながら徐々に下って行くが、すぐに筋肉がつってしまうようだ。 何かいいものは無いかとザックを開けるとちょうど包帯が入っている。これをテーピング代わりにSさんの足に巻いて暫く様子をみてみると、痛みはあるがつる事が無くなったようだ。 それ以降休憩する回数も減って、普段のペースとほぼ変わらないようだ。 Fさんは調子が良さそうで、本人曰く、仕事で一日中立ちっぱなしでいい訓練になっているとか、お金を貰って訓練しているんだと考えるようにしているとはものは考えようで
不動の滝で最後の休憩をとって、ちょっと時間的に遅くなってしまったが、無事駐車場まで戻って来た。 このままでは汗もかいているし時間的にはあまり余裕も無いが、近くの朝霧グリーンパークで風呂に入った。 ここの露天風呂から眺める富士山はそれは大きくて立派である。よく壁に富士山が描かれている銭湯があるが、ここのは正真正銘本物の富士山である。 カラスの行水程度の入浴を済ませて、お楽しみの宴会場所へと急いだ。汗もかいたし、風呂にも入ったし、あービールが待ち遠しい。しかし富士宮市内が混んで、沼津IC出口から車が動かない。これでは予定した時間に間に合いそうもない。しかたが無いので山行に行かなかった他のメンバーには先に始めていてもらうよう携帯から電話を入れる。 ようやく宴会宴会場所に到着し、その後は大いに盛り上がった事はいうまでも無い。 なかなか手ごわい山だが20世紀最後を飾る山に相応しい手応えのある山であった。 |
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