山行記録 [ back ] |
フリガナ | アマギサン |
山域・山名 | 天城山 (万三郎岳1406m) |
日 時 | 2002年5月26日(日) |
天 候 | 晴れ |
行 程 | 天城高原駐車場(6:15) − 万二郎岳(7:22) − 万三郎岳(8:42−9:30) − 天城高原駐車場(11:10) |
所 在 地 | 静岡県 田方郡中伊豆町、賀茂郡東伊豆町 |
2.5万図 | 天城山 |
緯 度 | 34.5134 |
経 度 | 139.0018 |
備 考 | 天城高原に大きな駐車場と立派なトイレあり。 シャクナゲの時期は自生するアマギシャクナゲがとても素晴らしい。 携帯電話(NTTDoCoMo)概ね通話可能。 |
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昨日一人で天城山に行って来たと月曜日に曽我さんから電話があった。皆に声を掛けたけれど振られてしまい、土曜日に電話をもらったが私も生憎と出張中の為、悩んだ末に単独行と洒落込んだらしい。 今天城山はシャクナゲの時期である。曽我さんは満開のシャクナゲに感動し、素晴らしい写真を撮ろうと試みたが自分自身では今一気に入らないらしい。そこで又週末に行きたいがどうかとの電話であった。
日曜日は別に用事もないし花が持ちそうなら行きましょうと返事をしたが、どうせ行くなら早い時間にしようと言うことで自宅を4時過ぎに出発した。 天城山までの道中、修善寺付近で狩野川をみると大勢の釣り人で賑わっている。今日が鮎の解禁日なのだろうか。狩野川は鮎釣りでは有名な場所だけに朝早くから大勢の釣り人が鮎釣りを楽しんでいる。 天城高原の駐車場に着いたのは6時を過ぎたばかりであったが既に何台かの車が止まっている。大型バスも駐車していてそのバスで来た方達が出発準備を整えていた。バスのナンバーをみるとどうやら新潟からの登山者のようだ。。 伊豆の天城山と言えば日本百名山でもあり、この時期は自生するアズマシャクナゲが見られるとあってかなり遠くから大勢の登山者で賑わう山である。
団体の後を歩いて行くのは難儀なのでそそくさと出発準備をすませて団体よりも先に出発した。朝早いせいか空気がヒンヤリしていて歩いている体にはちょうどいい感じである。 この山は既に何回も登っているのでシャクナゲ以外は別段写真を撮る事も無く万二郎岳も時間を書留めただけで休憩もせずに通過してしまう。 アセビのトンネルも既に花は終わってしまっている。去年の記録を見たら4月15日にこの道を通って天城山を縦走しているが、その時にはまだここの花は咲いていなかったのを覚えている。 今年の4月の終わりに天城山の皮子平に行った時にはアセビが満開だったのを考えるとこのトンネルは5月上旬が見頃なのだろう。 シャクナゲは万三郎岳手前からボチボチ見られるようになるが先週が見頃だっただけに日当たりのよい場所に咲くシャクナゲはすでに見頃を過ぎてしまっている。高い木の下に咲いているシャクナゲも今週末が最後の見頃と言ったところだろうか。
万三郎岳に着いたのはまだ9時前である。時間が早いせいか山頂には誰もいない。ミツバツツジを見に山頂からやや先に下って見たがこちらもやはり見頃を過ぎてしまっているようだ。 山頂まで戻って9時過ぎとはいいながら朝食が早かったので食事にした。椅子に腰掛けて湯を沸かしているとしばらくして新潟からの団体が山頂に到着、狭い山頂があっという間に大混雑である。 この団体の方に話を聞いてみると旅行会社のツアー登山で昨日22時に新潟を出発して来たんだとか。総勢40名に女性2人の添乗員が同行していた。
今最も手軽に参加出来る山登りの方法として人気のあるツアー登山だが、知らない者同士の寄せ集めで山に登って楽しいのかどうか、この手のツアーに参加した事の無い私には今一理解に苦しむところである。 ようやくラーメンが出来て私が食べ始めると、この団体は山頂での記念写真を撮るために一箇所に集まりだした。親切に曽我さんが写真を撮ってあげる事になったのはいいが、この団体の視線は曽我さんの横でラーメンを食べている私に一斉に注がれている。わー美味しそうね、などと言っている声が聞こえて来るのでゆっくりと食べている訳にもいかず、食べるのを一時中断すると、気にせずどーぞと言われ、それでも40人近い人に見られながらじゃさすがの私もなんだか恥ずかしくてとても食べていられない。とりあえず写真を撮り終わるまでラーメンを食べるのを中止してしまった。
昼食が終わって涸沢方面に向かって下り始めると、この辺りがシャクナゲの群生地である。白やピンクのシャクナゲが満開の木やまだ蕾の木などを見つけて脇道にそれて暫くパチパチとカメラのシャッターを切ってはその可憐な花を写真に納めながらゆっくりと下って行く。 今日の曽我さんは下りでも至って快調のようだ。先週歩いているせいかやたらと調子がいいらしい。先週は山頂で足がパンパンになってしまってちょっと心配になったようだが、今日は全くその心配はなく、颯爽と下って行く。 途中で団体の登山者とすれ違ったがこの調子だとこれから山頂は足の踏み場もないくらいの混雑なのだろう。山に来てまで人混みの中じゃまっぴらご免なのでやはり早く来て正解だったようだ。
駐車場に戻って来たのは11時を過ぎたばかりだったが既に満車状態であった。 駐車場を後に早速国民宿舎中伊豆荘の「満天の湯」に向かう。時間が早いせいか風呂場は貸し切り状態でのんびりと露天風呂につかり、もちろん入浴後にしっかりとビールを飲んで帰って来た。 |
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