引佐町に静岡県の天然記念物に指定されている渋川つつじがあるとう記事を読んで行って見る事にした。
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山頂へと続く急な登り |
渋川ツツジに関して調べてみると、ツツジ科に属し、別名ジングウツツジ、一つの幹から数本づつ束立し、背丈は約6メートルに達する。葉は常に3枚づつ輪生し、花も葉にかけて直径4〜5センチメートル、岩が露出し、植物が生育しにくい蛇紋岩地域にしか育たず、渋川をはじめ隣接する静岡県天竜市、愛知県鳳来町の一部と、三重県伊勢市にのみ分布する貴重な植物であるそうだ。
渋川ツツジは、すべて野生で150ヘクタールの山林に約100,000株が植生しているらしい。
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渋川ツツジ |
実際に渋川ツツジが咲いている場所は公園となっている。駐車場でしっかりと駐車料金を取られ、そこから田んぼの中をあるいて公園に向かう。
出だしからかなり急な坂道を登って行くと途中から渋川ツツジが咲いている。時期はちょっと遅かったけれどまだまだ鑑賞するには十分である。尚も急な坂道は続き山頂が渋川ツツジの群落となっていた。
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左甚五郎作 |
説明にもあるようにかなり大きな木もありそれは見事である。他のミツバツツジ類に比べて花も大きく色彩もあでやか、ツツジ類の王者としての品格をそなえていると書いてあったがまさにその通りであった。
この時期は物産展なども催されているらしく、山頂から下って来るとテントが設営された場所で地元産の野菜などが販売されていた。
テントの中には食べ放題の流しそうめんもあり美味しそうだが、おにぎりを持って来てしまっていたのでお茶だけもらってテントの中でおにぎりを食べた。
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小堀遠州作の国指定名勝の庭園 |
帰りついでに江戸時代末期桜田門外の変で倒れた、井伊直弼の先祖に当たる井伊家の菩提寺である龍潭寺に寄った。
拝観料を払って中に入ると左甚五郎作の龍があり、廊下はうぐいす張りである。江戸時代はじめに作られた小堀遠州作の国指定名勝の庭園が有名らしく、案内のテープを聞きながらしばらく庭を眺めていた。
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井伊家の菩提寺龍潭寺 |
今回はなんだか観光気分だったような気がする。 |