3時30分起床、朝食をとって真っ暗な中宿を出発しました。
空にはまだ星が輝いています。車で妙高山登山口である燕温泉を目指します。
登山口には既に数台駐車されていて何とか脇に車を止めました。
ここに車を止めるより少し下のバス停の所に日帰り入浴の駐車場があるのでそちらに止めた方が台数も止められます。
辺りはまだ真っ暗でとても寒く明るくなってから出発する事にして車の中でじっとしていました。だんだんと明るくなって来たので出発準備を整えて妙高山に向かいます。
駐車場脇から階段を上ってすぐに薬師堂があり、舗装された道を登って行くとスキー場の中へと続いています。スキー場の上で夜が明けました。
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朝焼け |
スキー場の上に妙高山登山道入口と書かれた標識があり、その標識に従って登山道へと入って行きます。
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スキー場と分かれて登山道へ |
スキー場の中の舗装路 |
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朝日に輝く妙高山 |
沢を右下に見ながら進んで行きますが、なんと登山道はコンクリートで舗装されていて、この先で何カ所か舗装工事が行われています。
なんだかお金をかけてコンクリートで舗装までしてくれるとはなんと登山者思いなんだろうと考えながら歩いて行くと何と奥に赤倉温泉の源湯の看板がありました。
この道はこの源湯を管理するためのものだったのですね。
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赤倉温泉の源湯 |
鼻をつく硫黄の臭いと所々でシューと言う音と共に煙りが上がっていて、いかにも体に効きそうな温泉を思わせます。
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沢沿いの紅葉 |
ここから本来の登山道となって登りもだんだんと急になって来ます。
しばらくは沢の中を歩いて行くと麻平への看板が出てきました。
この道へ進んで行くとなんだか笹藪を分けて行くような道でちょっと違う気がします。
一旦戻ると沢を渡って登って行く道がありました。どうやらこちらの道が正しいようです。
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麻平への看板 |
この沢を渡って左岸に移る |
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この沢の左岸を上って行く |
この沢筋の道を進んで登山道が沢から離れると傾斜が急になって胸突八丁の立て看板があります。
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胸突八丁 |
ここからさらに傾斜がきつくなり天狗堂に到着しました。周りの紅葉は最高で池の平からの道がここで合流しています。
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天狗堂 |
ここからは山頂まで急な坂道が続いています。登るに従って紅葉も周りの景色も良くなり眼下に野尻湖が見えてすぐ近くに黒姫山、その向こうにも延々と山並みが伸びています。
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光善寺池 |
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風穴 |
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眼下に野尻湖を望み手前には黒姫山(クリックすると拡大してご覧頂けます) |
鎖場を通過すれば山頂はもうすぐです。一旦廻り込んで山頂かと思う場所に出ましたがこちらは祠がある場所でその先が山頂のようです。
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鎖場 |
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所々で噴煙が上がっている |
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北アルプス 白馬岳方面 |
山頂は沢山の登山者で賑わっています。記念写真を撮ってぐるっと周りの景色を眺めれば北アルプスが槍ヶ岳から白馬岳までそれは見事な屏風絵のように並んで見えています。
手前には昨日登った火打山が秋空の下にはっきりとその姿を見せてくれています。
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妙高山山頂にて |
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北アルプス 槍ヶ岳から白馬岳方面の山並 (クリックすると拡大してご覧頂けます) |
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昨日登った火打山と焼山 (クリックすると拡大してご覧頂けます) |
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昨日登った火打山と焼山 |
少し休憩をして元来た道を引き返しました。
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称名滝と紅葉 |
今日は昨日よりも登山道が急なので膝が心配でしたがダブルストックのお陰でなんとか無事に下山して来る事が出来ました。
燕温泉で入浴しましたが、真っ白な温泉に湯の花が混ざり、鼻を突くような硫黄の臭い、私のイメージ通りの温泉でした。
無味無臭の温泉でも効果は同じかもしれませんが、やはり五感を刺激するほうがいかにも体に効きそうな温泉の感じがして私は好きです。
風呂から上がって天ざるそばを食べて紅葉の山を満喫し、無事帰路につきました。
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妙高山断面図 (クリックすると拡大してご覧頂けます) |
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妙高山ルート図 (クリックすると拡大してご覧頂けます) |
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妙高山立体ルート図 (クリックすると拡大してご覧頂けます) |
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