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山域・山名 | 丹沢 鍋割山 |
日 時 | 2008年2月3日 日曜日 |
天 候 | 雪 |
週末の天気予報は雪。 ならば雪を踏みしめながら鍋焼きうどんを食べに鍋割山へと出掛けて来ました。 早朝雨が降る真っ暗な中傘をさして駅へと向かいます。 渋沢駅に着くといつもならかなりの登山者がいるハズなのに今日は見あたりません。 こんな日に山に行く人はやはりいないのでしょうか? タクシーで二俣まで行きましたが標高が少し高くなるだけで雨から雪へと変わり道路もシャーベット状となっています。 二俣では完全に雪となり歩き始めると湿った雪は体に付くとすぐに解けてしまいます。 林道終点に山小屋の車が止まっています。ここに車が無ければ登っても鍋焼きうどんは食べられず引き返そうと思っていたのですがこれで一安心。 雪は相変わらずですが温度がそんなに低くなくカッパを着て登っていると暑くて汗をかいてしまいます。 標高が高くなるにつれ雪の量もどんどん増えて来ます。 トレースが無いと何度か登った山とは言えやはり歩きにくいので山小屋の方が歩いた跡が残っていたので助かりました。 標高が1000mを越えて尾根上に出るともの凄い横殴りの風雪に片方の頬があまりの冷たさに麻痺しそうです。 全身雪まみれの状態でうつむきながら進みましたが、小屋までもう少しの所では腰まで埋まる雪にラッセルを強いられ、どうにか小屋に付くとちょうど小屋のご主人も重たい荷物を担いで到着していました。 全身雪まみれの状態ですので玄関先で雪を払い落とし、すぐに小屋に入れていただいて、薪ストーブの前に座ってしばらく暖まっていました。 ここまですれ違った人は下って来た二人組だけ。しんと静まり返った小屋の中で鍋焼きうどんを食べていると、単独の若い男性が入って来ました。 あとから二人連れのご婦人も登って来ると言っていたので、こんな日に自分と同じで山に来る人がやはり他にもいるんですね。 ご婦人の到着と入れ替わるように小屋を跡にして風雪吹き荒ぶ中を再びラッセルしながら下山しました。 帰りは大倉まで長い林道を歩きましたが、林道に出ると雪はすでにやんでいて、雨にも降られず大倉に到着しました。 普段ならバス停にも列が出来るくらい登山者で賑わっていますが、今日は四五人いるのみ。 ここでカッパを脱いでバスに乗りましたが貸切状態で渋沢駅に無事戻って来ました。 こんな日に山に行くなんてちょっと非常識だとも思いますが、こんな日でないと体験出来ない事もあるんですね。 でもあくまでも自己責任ですから自分の経験と体力を考慮して遭難しないように装備だけはきちんと揃えて出掛けてくださいね。いつもと違う山が味わえますよ。 |
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