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山域・山名 | 大菩薩嶺 |
日 時 | 2008年2月11日 (月) |
天 候 | 快晴 |
行 程 | 裂石駐車場(8:30) − ゲート(8:45) − 仙石茶屋(9:00) − 第一展望台(9:35) − 第二展望台(10:05) − 上日川峠(10:55) − 福ちゃん荘(11:35) − 大菩薩嶺(13:00) − 避難小屋(13:25-14:05) − 大菩薩峠(14:15) − 勝縁荘(14:38) − 富士見山荘(14:42) − 福ちゃん荘(14:50) − 上日川峠(15:10) − 裂石駐車場(16:10) |
備 考 | 携帯電話 所々で通話可 上日川峠・福ちゃん荘・大菩薩峠に立派なトイレあり 駐車場は裂石バス停より少し上に数台と冬期ゲートの周辺に数台駐車可能 |
大菩薩嶺に登るのは実に12年振りである。前回は上日川峠まで車で入ったのでとてもお気楽に登れる山だと侮っていたのがとんでも無い間違いであった。 今回は積雪期なので上日川峠までは車で行けない。 裂石のバス停より少し上がったところに数台駐車出来る場所がありそこに車を止めて歩くことになった。 林道を少し歩くとゲートがありここから先には車では入れない。
ゲートを抜けると真っ白な雪道となった。湿り気も無く踏みしめて歩くとキュと小気味いい音がする。 しばらくは林道歩きだが、仙石橋を渡った仙石茶屋の横を過ぎると本格的な登山道となっている。 しばらくはそのまま歩いたが、ところどころ凍って滑りやすいので、早めにアイゼンを着けて歩くことにした。
林道と分かれてドンドン高度を稼ぐように登って行くと第一展望台と書かれた標識があった。 木の間から南アルプスの大展望が塩山の町並みの後ろに屏風のように並んで見えている。 相変わらず登山道は高度をドンドン上げるように続いており、しばらくすると今度は第二展望台の標識がある。 こちらも第一展望台と同じく南アルプスの大展望をすぐ目の前に眺める事が出来る。
急な登りが一段楽して樹林帯を抜けてしばらく歩くと上日川峠に到着した。 前回はここまで車で来たので楽だったが今日はここまで実に2時間30分もかかってしまった。 ここには広い駐車場とトイレがあり、長兵衛荘が建っている。 駐車場からの眺めも素晴らしく甲府盆地の向こうに南アルプスが延々と延びている。 それにしても今日は絶好の登山日和で風が無くとても暖かい。雪山に来ているのに寒さをあまり感じない。 11時を過ぎても山の展望も実にしっかりと見る事が出来る。
林道はここで福ちゃん荘への道と日川渓谷に向かう道に分かれている。 林道脇に登山道がついていてゆるく登っていくとすぐに福ちゃん荘が建っている。ここから大菩薩峠に向かう道と雷岩に向かう道が分かれている。 福ちゃん荘の裏手を雷岩に向かって登って行くと雪が多くて結構坂がキツイ。
振り返ってみると富士山の眺めが素晴らしく急な登山道を立ち止まりながら写真を撮って雷岩までフーフー言いながらやって来た。
結果から言うと福ちゃん荘から大菩薩峠を経由して雷岩から下って福ちゃん荘に戻るルートの方が景色を見ながらの下りで歩き安いような気がする。 但し、午後は展望が悪くなるので下りにこのルートをとるとどうしても時間的に遅くなってしまい展望に恵まれ無い可能性がある。 まあどっちもどっちかな?
雷岩から一旦大菩薩嶺に向かう。樹林に囲まれて展望は全く望めない。 ただポツンと大菩薩嶺の標識が寂しく建っているだけである。 この先は丸川峠に続いているが、大菩薩峠に向かうので一旦雷岩まで引き返し、大菩薩峠に向けて尾根を下っていく。 膝まである雪は良く踏まれてしっかりとトレースが付いていて歩きやすい。降雪直後はかなりラッセルで苦労しそうな場所である。 大菩薩峠のすぐ手前に立派な避難小屋が建っている。だいぶ遅くなってしまったがこの小屋でお昼を食べる事にした。 あまりゆっくりしていると暗くなってしまうので手早く済ませ、大菩薩峠に向かう。
一旦登り返して下れば大菩薩峠だ。介山荘が建っていて、すぐそばに立派な休憩舎も建っている。 ここからしばらくゆるやかに下れば林道に出る。
後はこの林道を歩いて行けば福ちゃん荘まで戻るだけだ。 途中に勝縁荘と富士見山荘があり富士見山荘からの富士山の眺めもお見事だ。
今日は本当に天気に恵まれて風も無く暖かい。午後になっても展望もよく富士山が実にきれいだ。 福ちゃん荘まで戻れば後は元来た道を下るだけ。
一目散に下って裂石まで帰ってきたらすでに自分の車がポツンと一台あるだけだった。 今日は鼻歌気分でお気楽登山だと思っていたが丸一日かかってしまった。 さすが深田百名山、雪の季節もいい山でした。 |
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