梅雨のこの時期、雨が降っても楽しめる場所・・・・
展望は望めないので、花の咲いている場所は無いものか?・・・・・
雨は覚悟の上で、思い立ったように尾瀬に向かいました。
土曜日の夕方出発して、戸倉第一駐車場に着いたのが23時頃です。
大きな駐車場にはあまり車が止まっていません。
車中にて仮眠をとって朝一番の乗合タクシー(1人900円)で鳩待峠に向かいました。
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戸倉からバスで鳩待峠へ。出発準備をする登山者 |
尾瀬の玄関口 鳩待峠 |
水芭蕉の時期には既に遅いと思い、直接尾瀬ヶ原には向かわずにアヤメ平に向かう事にしました。
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多くの登山者はここから直接尾瀬ヶ原に向かう |
鳩持峠から殆どの人が尾瀬ヶ原に向かうため、アヤメ平に向かう人は殆どいません。
最初から人が少なく静かな山歩きが楽しめそうです。
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鳩待峠からアヤメ平に向かう |
昨夜の雨に濡れて滑りやすい木道 |
昨夜かなり激しい雨が降ったようですが、酒飲んだくれて寝ていたので全く気がつきませんでした。
展望の利かない木道を歩いて来ると突然開けて場所に出ます。
遅咲きの水芭蕉が出迎えてくれた所が横田代です。
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時期外れで期待していなかった水芭蕉に出会えて感動 |
樹林帯を抜けると中田代湿原 |
モウセンゴケ、ワタスゲの花、ショウジョウバカマ、チングルマ、イワカガミ、ヒメシャクナゲ、と今が盛りの花々が咲いていました。
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広々した横田代湿原 |
モウセンゴケの群落 |
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昨夜の雨に濡れたワタスゲの花 |
イワカガミが池の鏡に映える |
天候も次第に回復して振り返ると至仏山が霧の晴れ間から姿を現していました。
アヤメ平では高山植物の上を歩いているようでまさに雲上の楽園と呼ばれた場所だけの事はありますね。
鳩待峠からこのルートを歩いて正解だったようです。
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霧が晴れて至仏山が姿を現す |
アヤメ平はチングルマが満開 |
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イワカガミも満開 |
まさに雲上の楽園を行く |
アヤメ平のすぐ先に尾瀬ヶ原への分岐があります。ここを通り過ぎて富士見小屋に向かいました。
トイレを済ませてすぐ脇の池で休憩をとります。
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登山者はアヤメ平を雲上の楽園と呼んだ |
アヤメ平のすぐ先にある富士見小屋 |
コーヒーを飲みながらのんびりと休憩していると、霧がはれて、東北地方の最高峰燧ヶ岳がくっきりとその姿を見せてくれました。
3年前の7月、そして去年の5月とあの山頂に立っていた事を思い出すとなんだか感無量です。
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東北地方の最高峰 燧ヶ岳もくっきりとその姿を見ることが出来た |
休憩もそこそこに尾瀬ヶ原に向かって下って行きます。
昨夜の雨で濡れた木道は恐ろしいほど滑りやすくかなりつま先に力が入って緊張をしいられました。
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今まさに新緑の季節 |
尾瀬ヶ原の直ぐそこまで来たらクマザサの中からガサコソと音がします。ミシッとクマザサを踏みしめる音がして、クマザサをかき分ける音が段々と大きくなって来ました。
あ!もしかして・・・・熊!
一気に緊張が走ります。あまり刺激しないように私語は慎み、鈴を鳴らして足早にその場所を立ち去りました。
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尾瀬ヶ原から見た至仏山 |
尾瀬ヶ原の休憩ベンチ |
尾瀬ヶ原に出ると天気は完全に回復して晴れ間が出ています。
燧ヶ岳も至仏山もはっきりと見ることが出来ました。
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満開のワタスゲと燧ヶ岳 |
尾瀬ヶ原に咲くリュウキンカとワタスゲ |
尾瀬ヶ原は今ワタスゲが満開の季節を迎えています。
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尾瀬ヶ原を埋め尽くす満開のワタスゲ |
トンボが恋の季節を迎えていた |
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満開のワタスゲ |
至仏山の山頂は雲の中 |
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地糖の池の写る残雪の至仏山 |
山ノ鼻から鳩待峠へ |
尾瀬は水芭蕉の季節が終わりあまり人のいない快適な山歩きが楽しめました。
あと2週間もするとニッコウキスゲの時期を迎え、又賑わいを見せることでしょう。
梅雨の晴れ間、大変有意義な山歩きを堪能させて頂きました。
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登山ルート平面図<クリックで拡大します> |
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登山ルート立体図<クリックで拡大します> |
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登山ルート標高差断面図<クリックで拡大します> |
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