御嶽ロープウェイを使って御嶽山に登ってきました。
過去に2回田ノ原から登った事はあるのですが、この黒澤口は初めて歩きます。
木曽の御嶽山は、長野県、岐阜県にまたがり標高は3067mと3000mを超える日本の中でもかなり高い山です。
古くから信仰の山として知られ、御嶽を神の住むところと信仰し室町時代に修験道として始まった御嶽教が今も盛んです。
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ロープウェイ乗り場前 |
御嶽ロープウェイ |
江戸時代末期覚明行者によって黒澤口の開山が早まり、山には多くの霊神碑が建立されていて一種独特の雰囲気がある山です。
日本百名山でもあり、北アルプス最南端にそびえる巨大な独立峰でもあります。
かつては4000mに達する円錐形の山であったと推測されていますが、古代から噴火を繰り返し剣が峰を山頂とする現在の姿となっています。
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6合目行場山荘 |
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前日に道の駅で車中泊して翌日ロープウェイの駐車場に到着したのが6時45分頃。既に第一駐車場は満車に近い状態でした。
出発準備を済ませロープウェイで一気に七合目に向かいます。
ロープウェイとは行ってもスキー場のゴンドラですから次々と回転していますので待ち時間が無いのが有り難い。
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御嶽社 |
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七合目にある神社で今日の登山の安全を祈願して出発しました。
歩き始めて直ぐに行場山荘に着きます。この山荘は標高2,180mの樹林の中に建っています。
ここから本格的な登りとなって御岳ロープウェイ山頂の飯森駅から歩くこと約1時間で女人堂に到着です。
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8合目 女人堂 |
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八合目にある山小屋でここまで来ると一気に視界が開けて御岳山頂に向かっての景色や中央アルプス、乗鞍岳、槍ヶ岳、穂高連峰など素晴らしい景色を見る事ができました。
この上の高台が金剛童子(こんごうどうじ)で、昔はこの先から「女人禁制」。ここに結界石を置き、男性も金剛杖を洗い、新しい草鞋に替えて頂上を目指したと言われています。
八合目からはさらに、急な勾配になります。標高も高くなり、空気の薄さを実感します。振り返るれば大パノラマの山並が続いています。
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乗鞍岳から穂高の山並 |
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九合目を過ぎると荒々しい山肌の登山道と眼下に二ノ池が見えてきました。
御嶽山には噴火によってできた一ノ池から五ノ池までの5つの湖があります。その中でも、二ノ池と三ノ池は、特別美しい湖面をしていて二の池は、日本一高所の湖で標高は2905m。黒沢登山道を開いた覚明行者が最期を迎えた場所でもあります。
ここから山頂はもう直ぐそこです。
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小屋の横の階段を上れば全国の御嶽神社総本山の御嶽神社奥社があります。その脇を行けば御嶽山山頂の標識があります。
記念写真を撮る列が出来ていて順番に写真を撮っていました。
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頂上山荘 |
この階段を上れば御嶽頂上 |
山頂は混雑しているので写真を撮って二ノ池を見下ろせる場所で昼食にしました。
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御嶽山頂上にて |
ウラシマツツジの紅葉 |
今日はこのまま元来た道を戻る予定でしたが、天気もいいのでここから三ノ池を経由して戻る事にしました。
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二ノ池山荘 |
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一旦ニノ池まで下って山荘の脇を抜けるとウラシマツツジの紅葉がとても綺麗な場所に出ました。
ここから再び登りきると眼下に三ノ池が見えています。
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御嶽山頂を望む |
三ノ池 |
急な下り坂を慎重に下りきれば三ノ池に到着です。標高2720m、水深13.3mで池の水は御神水と呼ばれ、何年経っても腐らず神様に供えたり病に効く水とされています。
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三ノ池から女人堂に戻る |
帰りに寄った奈良井宿 |
ここから女人堂までは結構長くて1時間20分。なんだか脚が痛くなった頃女人堂に到着しました。
ロープウェイの最終時間が迫っていますのであまり休憩している時間はありません。
予想以上に長かった山歩きもようやく終わり夕方16時過ぎ山頂駅に到着です。
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行程地図<クリックすると拡大します> |
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行程立体地図<クリックすると拡大します> |
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行程高低差<クリックすると拡大します> |
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