山行記録 Toppage |
山域・山名 | 月 山 |
日 時 | 2024年8月10日(土) |
天 候 | 晴れ |
行 程 | 八合目駐車場(6:00)−一ノ岳(7:10)−二ノ岳(7:38)−佛生池小屋(7:46−58)−オモワシ山(8:11)− 月山神社(9:10−30)−月山山頂(9:40)−オモワシ山(10:15)−佛生池小屋(10:30−11:00)−二ノ岳(11:05)−一ノ岳(11:15)−弥陀ヶ原小屋(12:12)−八合目駐車場(12:20) |
備 考 |
夏休みを利用して月山に登る予定をたてた。 実に26年振りの月山だ。前回は月山のみだったので今回は出羽三山の神社にも立ち寄る予定だ。 出羽三山は山形県の中央にそびえる羽黒山(414m)・月山(1,984m)・湯殿山(1,504m)の総称で約1400年前、崇峻天皇の子の蜂子皇子が開山したと言われている。 羽黒山は現世の幸せを祈る山(現在)、月山は死後の安楽と往生を祈る山(過去)、湯殿山は生まれかわりを祈る山(未来)とされ出羽三山への参拝は、江戸時代には庶民の間で現在・過去・未来を巡る「生まれかわりの旅」として広がったと本に書かれている。 折角山形まで来たので鳥海山にも登る予定でいる。 金曜日に午後半休を取って出発したが自然渋滞と事故渋滞で月山八合目駐車場で車中泊する予定だったが日付をまたぐ前後の時間では到着出来そうもなく道の駅米沢で車中泊となってしまう。 翌日2時に起床して月山八合目に到着したのが5時。今日は天気に恵まれたようだ。朝焼けの鳥海山がすばらしい。 駐車場からすぐに木道が整備された周遊コースの弥陀ヶ原を行く。 弥陀ヶ原を抜けると登山道は勾配がきつくなり霧が出て来た。 登山道脇には高山植物が咲いてとても綺麗だ。 霧に日差しが遮られ下界の危険な暑さがうそのようだ。立ち止まっていると肌寒くなるほどだ。 水神八代竜王、三十六童子の伝説を秘めた仏生池は、周遊20mほどの小池で佛性池山荘が建っている。 仏生池小屋の背後に見えるのがオモワシ山。真の頂を隠して、自らを頂上と「思わし」めることに由来してしるとか。 この先で急斜面の中ほどに、行者返しの木碑が建っている。 役行者が山頂を目指した時に、蜂子皇子に使える除魔童子に修行の未熟を悟らされ、羽黒山に返されたとの伝説がある場所だ。 さらに山頂をめざす。だんだんと霧が晴れて景色がみえるようになると急に暑さが気になる。
山頂の一番高い所に、風雨にさらされた社殿が建っている。 月山神社でお祓いを受けて御朱印をもらい木札を購入して山頂にむかう。 霧も晴れて景色もよく見えるようになった。 月山山頂から3時間下れば湯殿山神社まで行く事が出来るが車の回収に困ってしまうので残念だが下山はもと来た道を戻る。 佛性池小屋で冷たい甘酒を飲んで下ってくると弥陀ヶ原の全景が一望できる場所を過ぎ、行きとは別の道を通って弥陀ヶ原の中にある御田原神社を経由して駐車場に戻る。 これから車で1時間以上かけて山を回り込むように湯殿山神社に向かう。 湯殿山神社は「語るなかれ」「聞くなかれ」修験道の霊地。 標高1500m、月山南西山腹に連なるなだらかな稜線の山だ。 出羽三山の奥宮とされる湯殿山神社本宮は、残念ながら写真撮影は禁止。参拝は土足厳禁という厳しい戒めで知られる神社。 こちらで裸足になってお祓いをうけてくださいといわれ靴を脱ぎ、お祓いをを受けて足裏をかばうように先に進んで参拝をした。
今日は休暇村庄内羽黒に宿泊する。生ビールを2杯、地酒を1本呑んで昨日の車中泊と登山の疲れで布団に入って早々に爆睡してしまう。 翌日は朝食を済ませて羽黒山に向かう。国宝の五重塔を是非とも観たかったが残念ながら修繕工事中で見る事が出来ず石段を登らずに直接山頂に向かう。 三神合祭殿は大変立派な建物だ。参拝して御朱印と木札をもらいあとにする。 今日は酒田に向かい鳥海山の駐車場で車中泊の予定だったが明日台風が直接向かってくる予想になってしまいの残念ながら鳥海山は諦めて帰宅する事にした。 是非とも寄りたかった酒田の土門拳記念館に立ち寄り、新潟経由で途中村上で焼き鮭定食をたべて渋滞にはまりながら帰宅した。
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