山行記録 Toppage 第7日目(8月17日)へ |
山域・山名 | 南アルプス縦走 北岳〜茶臼岳 (畑薙第一ダム〜静岡駅) |
日 時 | 2006年8月11日〜18日 (第8日目 8月18日) |
天 候 | 晴れ |
行 程 | 畑薙第一ダム(9:40) − 静岡駅(13:10) |
目覚めるとワゴン車がトイレの前に止まっている。横浜から7人で夜中に来たそうだ。休憩所を占領していては申し訳無いので素早く片付けて場所を空けたら、何と大鍋にうどんを入れて油揚げも入れていい匂いをさせながら朝食を作って食べてバスが出る駐車場へと戻って行った。 夏の間は臨時の駐車場から東海フォレストのバスが出るらしい。早めに着けばどんどん臨時便で運んでくれるようだ。今朝もまだ7時前だがバスがどんどん登山者を乗せて走って行く。 ゆっくり朝ご飯を食べて、全部ザックにしまってバス停前に置いて後はバスが来るのを待つだけだ。 時間があるので畑薙第一ダムで写真を撮った。
バス停前でうろうろしていたら昨日ゲートにいた人がカステラを持って現れた。よかったら今お湯湧かしているからそこまでお茶を飲みに来ないかと誘ってくれた。 有りがたくお茶とカステラを頂いていると二軒小屋方面から朝1番の東海フォレストのバスが登山者を乗せて到着した。 ここで下山者カードを記入するらしく混雑して来たのでお礼を言ってバス停に戻った。
9時過ぎにバスが到着したが、運手士と車掌はこれから朝食を食べると言う。その後9時30分過ぎバス停にバスを着けて荷物は下に入れてバスに乗り込む。朝一番の為か2人用の座席に1人で座っていけるくらい空いていた。 バスは定刻どうり出発して細い道を苦労しながら静岡駅ヘと向かう。途中トイレ休憩を2回して13:10分静岡駅に到着。
8日振りの下界の蒸し暑さと人混みの中、大きなザックを背負ってAさんとFさんとここで別れ立ち食いソバを食べて東海道線に乗って帰宅した。 今年41歳、人生も勤め人としても折り返し地点を過ぎて自分自身の事、家族の事、会社の事、山との関わり等、南アルプスの奥深い懐で山を歩きながらいろいろと考えようと思っていたが、何にも考えられなかったな。 紺碧の空、沸き立つ雲、満天の星、空を切り裂く雷鳴、どこまでも続く山並み、歩いても歩いても消えることの無い道、冷たい沢水、夜明け前の神秘に満ちた風景、肌を吹き抜ける風、何よりも山のデカさに圧倒された南アルプス。 あまりにも感動が大きすぎて自分の器からこぼれ落ちてしまいもったい無い事をしたなあと思う。この感動1人で味わうのはもったいないな。出来る事ならこの感動を皆に分けてあげたかったよな〜。 背中に背負った荷物の重さ、肩に食い込む痛さ、辛かったけどとても幸せな南アルプス縦走8日間の山旅でした。 |
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