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山域・山名 | 北アルプス 五龍岳 (2、814m) |
日 時 | 2011年8月13日 |
天 候 | 晴れのち霧 |
行 程 | 唐松岳頂上山荘(5:30) - 五竜山荘(8:20) - 五龍岳(9:30) - 五竜山荘(10:30) - 小遠見山(13:48) - アルプス平(15:20) |
1日目 唐松岳からの続き・・・ 翌日は3時30分に起床予定だったのですが廻りのテントは動き出す気配がありません。テントから顔を出してみると周りはガスにつつまれていて風も吹いています。 暫く様子を見ていましたが4時前に起きて撤収作業に入りました。今日は牛首の鎖場を越えて行くので渋滞する前に通過したいと考えたからです。
テントを撤収して山荘のトイレに向かうと山荘内では朝食を待つ列が出来ていました。山荘出発5時30分、五龍岳に向かって歩き始めますが最初から鎖場が出てきます。背中の荷物が重たいので慎重に通過して行きます。 まあちょっと危ない気もしますが写真を撮る余裕があるくらいですから何の問題もありません。
出発時点ではガスがかかり風も吹いていましたが、ガスもとれて朝日に照らされる五龍岳が見えて来ました。
牛首から鎖場を越えて一旦鞍部まで下ります。 劔岳は残念ながらガスがまとわりついていて見ることが出来ません。 鎖場を越えて尾根上に出ると暑くなって来ました。ヤッケと長袖シャツを脱いで半袖になって五竜山荘へと今度は登って行きます。
遠見尾根への分岐を過ぎてちょっと下れば五竜山荘に到着です。 五竜山荘に行ったら絶対に「山が好き酒が好き」Tシャツを買おうと決めていたので早速売店で聞いてみるとLサイズならまだあると言うので購入しましたV(^^)V
さて、周りはガスであまり展望は無くここからは劔岳も唐松岳も見えないようです。天気予報もあまりいい感じでは無くどうしたものか?ここでもう1泊する予定でしたが取りあえずザックをデポして山頂を往復する事にしました。
サブザックに荷物を詰めて山頂に向かいます。頂上が近くなるとだんだんと岩場となって鎖場もありました。 キレットへの分岐をもう少し進めば五竜岳山頂です。ガスで真っ白、廻りは何も見えません。 山頂からキレット越しに鹿島槍ヶ岳を眺めるのを楽しみにしていたのに残念です。 写真だけ撮って素早く山頂を後にしました。
山荘に向かって下って来るとカップルが登って来ます。 すれ違い時に「おはようございます」と山ではお決まりの社交辞令の挨拶をしてすれ違ったら、男性が 「あの〜去年鷲羽とか行きませんでした?」 「私スイカをご馳走になった〜」 ・・・・??? 「お〜山ん中さん!」 「そうです」 と去年偶然鷲羽岳からの帰り写真を撮りながら下って来る彼と一緒になったのを思い出しました。 いや〜こんな偶然ってあるんだね、で、後ろの彼女は?う〜ん、どんなリアクションをしていいのやらと考えていると・・・「妹です」、そう言えば似ていらっしゃいます。 今日は五龍岳を日帰りの予定とか。とまあ途中そんな出会いがありまして五竜山荘まで戻って来ました。
周りの景色はガスで覆われて何も見えないし、あまり回復も期待出来そうにありません。時間は午前10時30分、これからずっとここで何をしたらいいの?と迷いに迷って、アルプス平までここから4時間、最終のゴンドラが16時なので重たいザックを背負っての下りですが間に合うと判断して下山する事にしました。
途中での昼食にアルファ米に水を入れてザックに仕舞い小屋を後にします。 小屋の裏から一旦少し登り遠見尾根を下って行きます。下り始めて1時間ちょうどいい休憩場所があったのでアルファ米を取り出して冷たいレトルトカレーをかけて昼食にしました。 あまりのんびりしているとゴンドラに間に合わなくなってしまうので休憩もそこそこに出発します。
下れど着かぬ遠見尾根、ぼちぼち下っていると山ん中さんがあっと言う間に追い抜いて行きます。 相変わらず「速ッ」。下っては登り下っては登りを繰り返し段々と蒸し暑さが激しくなって全身汗びっしょりで、そろそろ下りにも飽きた頃小遠見山に到着。 ここは鹿島槍ヶ岳や五龍岳の眺めが素晴らしい所ですが残念ながら何も見えません。 ここから携帯でやまじゅう山荘さんに電話を入れて宿泊をお願いしました。いつも急な予約ばかりで申し訳ありません。
ここまで来ればもう先は見えたようなもの、だんだんと痛みが増して来た脚をいたわりながらなんとかスキー場内まで下って来ると真っ赤なシモツケの花が一面に咲いていました。 アルプス平に着いたのは15時過ぎ、五竜山荘を出発してからちょうど4時間、唐松岳から9時間、今日は良く歩いた1日でした。 ゴンドラに乗ってエスカルプラザまで降りてタクシーで八方の第3駐車場(2,300円)に戻りました。
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