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フリガナ | ヒウチガタケ |
山域・山名 | 燧ヶ岳 (2,356m) |
日 時 | 2009年5月5日(水) |
天 候 | 曇り時々晴れ |
行 程 | 御池(9:45) − 広沢田代(10:30) − 熊沢田代(11:21) − 山頂(12:35-13:00) − 熊沢田代(13:35-50) − 広沢田代(14:20) − 御池(15:00) |
前日の会津駒ヶ岳に続いて今日は燧ヶ岳に登ります。 宿で朝食を6時にしてもらい、開通間もない道を御池までやって来ました。ここまで来る間、車道には雪がありませんが、その両脇はまだ雪で覆われて白い世界です。 御池から先国道352号線も沼山峠までの道も未だ冬期通行止めのままでした。 御池有料駐車場は除雪が完了して駐車出来ますが、建物前はご覧の通りまだ残雪がかなり残っています。
有料駐車場(1,000円/1台)ただになるコインを宿で貰って来たので(檜枝岐村宿泊者はタダになる)早速有料駐車場に止めて駐車場脇の登山道を歩き始めました。 最初から雪道でトレースも不明瞭です。こっちでいいのかな〜と言いながら歩いて行きました。 これが最大の失敗です。(このページ最後で検証)
え!こんな道通らないよな〜最初からかなり急な道だったよな〜とずっと???で進んで行くと湿原に出ました。 地図で確認すると広沢田代かな?おお!随分早く着いた、コースタイムでは1時間なのに30分で着いちゃたよ。 実はここ上田代だったんです。そう燧裏林道を進んでいたんです。でも思い込みは恐ろしいものでここも通過して進んでしまいました。(><) 山から段々と遠ざかり何と今度は下って行くじゃないですか。挙げ句の果てに積雪期では無いにしろ2年前に登っていますが周りの景色に全く覚えがありません。 何だか変だよ?地図を良く見直すとまさしく燧裏林道を歩いてしまっています。さっきの湿原も上田代でコースタイム30分時間も合ってます。 ひょえーしまった!暫く考え込みましたが戻る事に決めました。
折角朝食を早くしてもらったのに御池に戻って来たら9時30分。2時間もロスしてしまいました。 気を取り直して今度はトレースが不明瞭ですが標識通りに進むとありました、赤い目印。 最初から猛烈な直登が続きます。そうそう確かに夏道は岩が重なりあって足元に水が滴っていて歩きにくい直登だったと思い出しました。今度は間違い無いようです。
最初から猛烈な直登に痛めた腰がピリッと電気が走ったような痛みが出始めました。これはまずいな、戻れなくなると困るので様子を見ながら少しペースを落として歩く事にしました。 コースタイムより早く広沢田代に到着。湿原も木道も雪の下でありません。広い雪原をどこでも自由に歩けます。 ここから殆どコーズは直線的なルートを歩きます。 途中で立ち止まって振り返りと広沢田代湿原とそのむこうに昨日登った会津駒ヶ岳が薄曇りながら見えています。 下に7月の同じ場所からの写真を載せました。雰囲気が全然違いますね。
熊沢田代まで来ると山頂付近が見えます。まだもう少し時間がかかります。見上げると上からスキーで滑って来る姿が見えました。 下に雪道と夏道の比較写真を載せて起きます。 夏道はここから延々と木道が続き九十九折りの階段を登って行くようになります。雪道はほとんど夏道を無視して直登して行きます。締まりの無い雪とスキーの跡、おまけにもの凄い急な登りで、時間は短縮できますが、かなり体力を使います。
花の時期は大勢の登山者で賑わう熊沢田代も人影もなくひっそりしています。
最後の直登をひと登りすると山頂はすぐそこです。
山頂からは薄曇りながら尾瀬沼も尾瀬ヶ原も見渡せます。正面に至仏山も見えています。 下に7月との比較写真を載せましたが全く雰囲気が違いますね。 7月はウエルカムな雰囲気ですが、今回は全く無表情、無視といった雰囲気が漂ってます。
折角なのでコーヒー飲みながら暫く尾瀬の景色を満喫しました。 道を間違えて時間が遅くなってしまったのであまりのんびりもしていられません。 後ろ髪引かれる思いですが山頂を後にして下山にかかりました。
熊沢田代でもう1回コーヒータイムを取って下って来ると登って来たときよりもはっきりと広沢田代の向こうに会津駒ヶ岳が見えました。
直登の逆ですから滑り降りるようにあっと言う間に下山してしまいました。 下山後向かったのが駒の湯、燧の湯より少し小さい感じです。
さてどうして道を間違えたのか検証しておきたいと思います。 1.以前登った事があると言う安心感 2.踏み跡と赤テープの目印だけを探してしまって地図を見なかった事 3.積雪期なので夏道を回り込んでいると言う先入観 登山道分岐の標識は雪に埋もれていますが燧ヶ岳は1の方向、燧裏林道は2の方向を指しています。 そして我々は3の方向に進んでしまいました。
燧ヶ岳の方向を示す標識のとおりそちらを見たのが下の写真です。 踏み跡もあまり無く道らしい道もありません。見渡しましたが目印のテープも見あたりません。
少し目印を探したら3の方向に目印を発見、方向が同じなので回り込んでいるんだろうと思いこんで進んでしまったのが失敗でした。 戻ってから地図で確認すると地図も2の方向じゃなくて3の方向が燧裏林道への道である事がちゃんと確認出来ました。 迷ったら先ず地図を確認、鉄則を手抜きすると道を間違えるいい教訓になりました。 |
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